中国ポリプラスチックス ジュラコンPOMメーカー、サプライヤー、工場

ポリプラスチックス「ジュラコンPOM」は、自己潤滑性、耐油性、機械的特性のバランスに優れ、金属代替として広く使用されている代表的なエンジニアリングプラスチック材料です。これまで金属製だった歯車やネジ、ベアリングなどの機械部品の置き換えを起点に市場を拡大してきました。現在ではファスナーや歯ブラシの取っ手などの日用品から、車のドアロックやラッチ、シートベルトのバックルなどの安全部品、燃料系統部品まで幅広く使用されています。世界トップシェア※を誇り、市場全体の19％を占めています。

滑り性

耐燃料・耐油性

低VOC

食品関連用途

耐薬品性

耐クリープ性

寸法安定性

耐疲労性

耐摩擦性と耐摩耗性

インサート成形に最適

POM の化学名はポリオキシメチレンです。一般にポリホルムアルデヒド、アセタール樹脂とも呼ばれます。主な構造単位はポリオキシメチレン（-CH2O-）の分子鎖から構成される結晶性熱可塑性樹脂です。

製造工程の違いにより、大きく2つに分けられます。一つはホルムアルデヒドにより形成されるポリオキシメチレンの分子鎖から構成されるホモポリオキシメチレンであり、もう一つはホルムアルデヒドの三量体であるトリオキサンとエチレンオキシドにより形成されるコポリオキシメチレンである。

ジュラコン®はコポリオキシメチレンの代表的な素材で、主に歯車、ネジ、ベアリングなどの機械部品や、耐薬品性、耐燃料性などが要求される信頼性の高い部品に使用されています。具体的な用途としては、DVD、ビデオレコーダー、ブルーレイレコーダーなどのオーディオビジュアル機器、プリンターやコピー機などのオフィス機器。洗濯機、冷蔵庫、カミソリなどの家庭用電化製品。ドアロック、燃料タンクキャップ、燃料ポンプシステム、シートベルト部品、車内部品などの自動車部品。窓枠や目隠し部品などの建材から最新のゲーム機まで、その用途は極めて広い。

ホモポリオキシメチレンおよびコポリオキシメチレン

前述したように、POM はホモポリオキシメチレンとコポリオキシメチレンに分類できます。ホモポリオキシメチレンは主鎖を構成するのが炭素-酸素結合のみですが、コポリオキシメチレンは主鎖にも炭素-炭素結合が含まれています。

POMのホモポリオキシメチレンとコポリオキシメチレンは、分子構造の違いにより物性や機能が異なります。

コポリオキシメチレンはホモポリオキシメチレンよりも優れた熱安定性を持っています。

成形時に分解しにくいため、変色しにくく、ガスの発生も少ないため、加工温度範囲が広いです。

高温での耐熱水性、耐アルカリ性、耐油性に優れています。

共重合体はクリープ破壊寿命などの長期特性にさらに優れています。

原材料と製造方法

以下の 4 つのプロセス ステップを経て製造されます。 1) メタノールを酸化してホルムアルデヒドを合成します。 ２）ホルムアルデヒドを三量体化し、重合モノマーとしてトリオキシメチレンを生成する。 ３）少量のコモノマーを主モノマートリオキシメチレンに添加し、共重合させて粗ＰＯＭコポリマーを生成する。 ４）粗共重合体に安定剤等を添加して造粒し、ジュラコン®を製造する。

また、さまざまな特性を向上させるために、粗共重合体にガラス繊維などの強化剤や特殊な添加剤などを加えてブレンドし、特殊な特性を持ったグレードの異なる材料を製造します。